新しい生活

今年、1月26日、早朝に

実家にいる姉から電話があった。

姉と母がコロナになって大変だとのこと。

2人ともワクチンを1度も打ってない。

すぐさま、仕事場の施設長に連絡し

急きょ休めるか、お願いする。

オーケーが出、すぐ、実家に向かう。

 

去年離婚し1人暮らしが始まったのだが、

1月末からというと、

実家で過ごすことになった。

コロナから姉はすぐ回復したものの

母はずっと熱が続く。

歩くことも出来ず、車イスを借りる。

認知も進んだようで

介護認定を頼むのだが、

熱が下がらないと来てもらえない。

 

姉との判断で、入院となると

認知が一気に進みそうなので

できる限り家で面倒を見ることにする。

テレビで見たことのある

ファストドクターにすぐ連絡し

診察に来ていただく。

薬をもらい、わたしは

母の介護のため仕事を休むことに。

 

わたしは難病のため

感性しやすい身体なのだが

施設でも、母からも姉からも

コロナは移らずにいられたのが幸いだ。

 

そんなわけで

2024年、

母と姉と一緒に生活することになった。

 

遅れましたが

今年もよろしくお願いします。

年末の挨拶

何十年ぶりに正月休みをとり

今年は今日で施設での仕事は終わり。

 

帰る前にある認知のおばあちゃんに

良いお年を、と伝え

少し、他に色んなお話を彼女としていた。

すると、彼女が突然、

「お正月はどこかに行くんですか?」

と、聞いてきた。

彼女が普段、会話など成り立たない

おばあちゃんということで

近くにいたスタッフとわたしは

顔を見合わせた。

この時期を把握していることにも

とっても驚いた。

「母のとこに行くんですよ」

と、答えたら

「いいですね。楽しみですね」

と。

別れぎはに

「ちょっと会えないけど

また来年」と、わたしが言うと

「はい、また来年」と

返してくれた。

 

仕事納めに

なんか、ちょっとハッピーな気分。

皆さんも良いお年を!

もし宝くじ1億円当たったら

今年も年末ジャンボを1枚買った。

当たったら3人の仲間で

分け合うことになっている。

 

もし宝くじ1億円当たったら

毎日、わたしのために料理してくれる

すご腕のコックさんを雇う。

メニューはその人におまかせ。

 

おいしい毎日を夢見ながら。

仲間は何にお金を使うか

今度聞いてみよう。

初めての経験

クリスマスだというのに

わたしは何をしたかというと

歯医者で歯を抜きに行った。

歯を抜くのは初めての経験だ。

それは部分入れ歯にするため。

 

白いパーカーを着てたわたしに

アシスタントの方は

「血が飛んだらいけないので」と

タオルをかけてくれた。

血?

飛ぶ?

おお、コワ。

身体がこわばる。

 

でも、そんな必要もなかった。

麻酔の針がちょっと痛かったけど

あっという間に抜かれていた。

 

今日は運動とかせず

お風呂にも入らないように。

それと、ぶくぶくする

口のゆすぎはしないように、とのこと。

 

痛み止めと

細菌が入らないようにする薬を

もらってきた。

ちょっとだけ痛いけど

それほどでもない。

 

続きは来年。

さっき、歯を抜いた口で

クリスマスケーキを楽しんだ。

 

メリークリスマス!

クリスマス会

今日、わたしの働く施設では

クリスマス会であった。

急にスタッフの人数が減ったとのことで

休みだったわたしも参加することに。

 

スタッフ皆がサンタの帽子をかぶった。

やっぱりこういうのは必要なのかな。

そういうのがけっこう苦手なわたしだが

今日はすんなりとかぶれた。

おじいちゃんおばあちゃんたちのため、

と思って。

 

スタッフの知り合いのプロの

アコーディオンプレイヤーが

ボランティアで演奏しにきて下さった。

生演奏はやっぱりいい。

彼女の演奏を聴いてると

施設にいるのに

ヨーロッパを感じさせられた。

寝てるおじいちゃんもおばあちゃんもいたが

楽しまれてるおじいちゃんも

おばあちゃんもいた。

わたしは魅了されていた。

 

その次は、スタッフがギターを弾き

クリスマスと冬の曲を

皆で歌った。

わたしは、歌わないおばあちゃんに

歌詞カードをなぞりながら、

彼女の耳元で大きな声で

知らない日本の曲も歌った。

彼女には歌と歌の間で

色んな質問をした。

「この曲知ってる?」に対し

彼女の返事は、

「ひばりちゃんの曲じゃない?」と。

 

そして、皆でビンゴゲーム。

1等賞には、2階で寝たきりのおじいちゃん。

久々に1階に降りてきて

クリスマス会を楽しんでいた。

 

最後にクリスマスケーキ。

いつも5分もかからず

食事を終えるおばあちゃんが

時間をかけてケーキを味わってた。

 

こんな1日を過ごしたのだが、

普段、こういうことが苦手なわたしは

おじいちゃんおばあちゃんと

一緒だったからか、

意外と楽しめた、いい1日だった。

もう限界

先日、硬いお菓子を噛んだら

右上のブリッジがグラッと動いた。

それからは、その歯の部分が

グラグラ動いてズレる。

その度に、舌で歯を元の位置に戻してた。

 

昨日、予約してたいつもの歯医者に

歯のクリーニングで行き

先生にその話をした。

レントゲンを撮って、

席に戻ると、先生は

「もう限界だね」と言った。

わたしの歯は歯周病

ボロボロなんだけど

先生は、なんとか

自分の歯で過ごせるように

今まで頑張ってくれた。

だが、とうとう部分入れ歯を

入れなきゃならなくなったのだ。

 

歯が全部抜ける悪夢をみたのは

遠い昔のことだ。

あれからずいぶんとわたしの歯は

頑張ってくれたもんだ。

 

今年のクリスマスの日は

わたしにとって

歯を抜きに行く日になった。

口腔体操

働いてる施設では

お昼ご飯の前に

口腔体操をする。

大抵出勤のときは

わたしがやっている。

 

早口言葉と、わたしの場合は

軽く身体と口を動かしてもらう。

 

日本語を話すときは

口がまわらないわたしだが

早口言葉は、ゆっくり言ってるのと

ほぼ毎日のように同じ文章を

言ってるもんだから

スラスラと言えるようになった。

 

ひきぬきにくいくぎの「ぬき」は

ずいぶんと言いにくく

しばらく、ごまかしていたけど。

慣れとはスゴいもんだ。